【小さな庭の家庭菜園】茄子
プロローグ
私は妻が“レアチーズケーキ好き”だと思い込んでいた。
ケーキを買って帰るときも、ちょっと寄ったコンビニでも、レアチーズケーキを探していた。
妻も喜んでいた・・・はず。
ところが、先日のこと。
「実は、レアチーズケーキじゃなくて、ベイクドチーズケーキの方が好み」・・・であることが分かった。
実に、15年以上にわたる勘違いであった。
たぶん、付き合っていた頃のデートで、妻がレアチーズケーキを食べたのだろうと思う。
そして、私は“レアチーズケーキ”なるものを・・・たぶん、食べたことはあったろうけど・・・はっきりと知っていたわけではなかった。
“彼女がおしゃれなケーキを食べてる”ということが強く印象付けられたような気がする。
15年以上もの間「ベイクドチーズケーキにしてね」と言わなかった妻も妻だが、私の方も、“そのベイクドチーズケーキなるもの”も、「ベイクドってことは“焼いてる”ってことか・・・焼いてるって・・・店で見りゃ分かるかな」と、イマイチ理解していないことは・・・まだ内緒だ。
茄子への思い
妻は茄子が大好きだ。
これは、間違いではない。大丈夫だ。
間違いなく、茄子が好きだ。
だから私は、毎年、真剣に茄子を栽培している。
昨年は300個近い収穫があった。
多少は近所へも配ったが、それでも大量に自家消費した。全然余ることはなかった。
通常は、“3本立て”と言って、主枝と脇枝2本を伸ばすように育てる。
今年は、苗を増やした分、多少密集しているので“2本立て”にする。
計算では400個近く収穫できることになる。