【コショウが効く】茄子とチーズの豚肉包み焼き
プロローグ
私は大学で有機化学を専攻していた。
有機物質は“とっても燃えやすい”ので火気厳禁である。
なので、アルコールランプとかガスバーナーとかは使えない。温めるときには「油浴」をする。
ボウルに油をいれて、電気で加熱するヒーター(クソ熱くなる金属の棒)を漬ける。
一方、“ナスフラスコ”という名前の茄子の形をしたフラスコ(洗いやすく、圧力もかけられる便利なヤツ)をよく使い、この中で色々な材料(反応物)を反応させる。
結局やることは、
「ボウルに油をいれて、その油を加熱して、その中に茄子を浸す。」
ことで、要は料理とあまり変わらないと思っている。
そう言えば、研究室の先輩も「茄子を揚げる」と表現していた。
材料
豚ロース薄切り | 250g(9枚) |
長茄子 | 1本 |
プロセスチーズ(切れているものを買った) | 巻く分だけ棒状に切る |
調味料
塩 | 適量 |
黒こしょう | ガッツリと |
薄力粉 | 適量 |
作り方
- 豚肉の準備
- 丁寧に広げて、塩、コショウをふる
- コショウはガリガリと結構ガッツリと
- 薄力粉を茶こしでふるいかける
- 丁寧に広げて、塩、コショウをふる
- 茄子、チーズの準備
- 巻けるサイズに切る
- 巻く
- 茄子とチーズを豚肉で巻く
- チーズが漏れないように丁寧に巻く
- 両端は指で肉を引っぱりながら押しつぶす感じで密着させる
- 薄力粉が糊の役割になる
- 巻いたら周囲全体に薄力粉をつけ、余分な薄力粉は落とす
- 茄子とチーズを豚肉で巻く
- 焼く
- フライパンを加熱し、多めのサラダ油を入れる
- 巻き終わりを下にして、押し付けるようにフライパンに置く
- 弱火でじっくりと焼く
- 焼き目がついたら(焦らない、焦らない)、別の面を焼く
- とにかくしっかりと焼く
- ついでに
- 巻けなかった余り茄子をフライパンの隙間に入れる
- 豚肉の脂が結構出ているが、どんどん吸ってくれる
- ほどよく火が通るようにひっくり返す
- 巻けなかった余り茄子をフライパンの隙間に入れる
- 調味料を混ぜる
- 茄子によって豚の脂を吸っていないときは、キッチンペーパーで豚の脂を除いておく
- 調味料を入れて、煮詰める
考察、反省
- 帰宅途中に突然どうしても作りたくなって、具材を買って帰った
- 元々、妻が別の料理のために茄子を切って準備していたのを、「その料理は明日ね」と茄子を横取りした
- とは言っても、なんだかんだヘルプをお願いしたので、妻の晩飯準備が軽減されたわけではない
- 横取りしたのに余ってしまった茄子は、そのまま炒めた。写真に写っている茄子は巻けなかったもの。
妻、家族の反応
- 妻:大好物の茄子が、豚の脂を吸って、チーズと絡められて・・・幸せそうだった
- 娘(中学生):既に寝ていたので、食べさせていない
- 娘(小学生):既に寝ていたので、食べさせていない