プロローグ テレビで、「これは何を材料にしてるでしょう？」という（クイズなのか良く分からない）番組で紹介されていた。 “群馬で人気”らしい。 「茄子？美味しそう」という妻の一言で、私の内部で「作らなければ」と気持ちが固まった。 妻はさらに先回り…

プロローグ サッカーのコートジボアール戦は残念でしたね。 相手も強いですから、思ったようにはいきません。ただ、海外のスポーツジャーナリズムでも「日本はゴール前で相手選手をフリーにするのはなぜだ？」と以前から指摘されていたので、まさにその指摘…

今年のニンニクの収穫です。 庭の1畳ほどの広さのニンニク畑で作りました。きれいにむいた状態で、1.6kgぐらいです。これをフードプロセッサーでペーストにして、右の写真のようにジップロックに入れて薄い板状にします。 これを冷凍庫で凍らせます。 薄い板…

雨やらなんやらで菜園を数日放置していたのです。 とうとう次女が「茄子とキュウリ、できてるよ！」と言ってきました。キュウリを冷蔵庫に入れたのですが、 「キュウリどこ行ったの？」 と探りを入れて来ます。分かっています。 “自分のだ”と主張しているん…

プロローグ 今でも夢に出てくるシーンがある。 小学1年の時だ。「リンゴ3個とみかん5個。合わせて何個？」 の質問に答えられなかったシーンだ。私は、“リンゴとみかんを合わせる”ということの意味が分からなくて、「ジュースにするのかな？」と考え込んでい…

プロローグ “緑のカーテン”としてのきゅうりなのですが、やはり次女にとっては気になる存在のようです。 毎日チェックしているようです。「“旬の野菜”がなくなった」という言葉は、私が子供の頃から言われ始めていました。 ざっと30年くらい前ですけど。それ…

プロローグ 先日、東京に行ったついでに妻と牛タンを食べた。 仙台の特産品も販売している店で、“仙台の牛タン”を全面に出している店だった。 妻が塩、私がタレを注文したのだが、どちらも美味しかった（ウチでは良くあることだが、食べてみての好みで交換す…

プロローグ 「インゲンは私のもの」次女はそう思い込んでいる。幼稚園に入るか入らないかの頃から、“インゲンの収穫”と“インゲンの天ぷらを食べること”は自分の仕事だと思っている。 まだ、ハサミの使い方を学んでいる最中で、紙を切るのもヒヤヒヤしながら…

プロローグ 娘が中学校の部活がだんだん本格的になって来て、土曜日とか日曜日とかまで出かけるようになった。 自分もそういう時期を過ごして来たので、思い返して懐かしく思っている。 ただ、新しい世界にどんどん行ってしまうのは、どことなく寂しいものだ…

プロローグ 「大学で化学をやっていた」と言うと、「食器とか洗っちゃうタイプ？」と聞くのは、ある意味お約束事なのだろうか？初対面の人を含めて3回は聞かれたことがある（思い出せればさらに1、2回は増えそうだけど）。確かに、化学実験をやっていた人は“…

プロローグ 家庭菜園を始めたころは、“間引き”ができないものです。 「せっかく育ってくれたのに」とか、「残した株が虫や天候でダメになったらどうしよう」とか考えてしまうのです。 狭い面積で1株とか2株という数で栽培していると、間引きのリスクも高くな…

プロローグ この間、包丁で指先を切った。 娘としゃべっていて目を離して、タマネギの端っこの曲面に包丁がすべって、その先に指があった。 大したことではないのだが、まったく無抵抗で爪が切られていた。 GLOBALの包丁すごすぎ。そのちょっと前に妻も怪我…

プロローグ ちょっとした自慢だが、妻の手作りパンは美味しい。 天然酵母とか国産小麦粉（この間テレビでも紹介されていたものだが、ちょっと覚えていない）とか・・・そういうのを全く聞かないで口にしても、その味だけで納得できると思う。そんなパンをカ…

プロローグ 私は大学で有機化学を専攻していた。 有機物質は“とっても燃えやすい”ので火気厳禁である。 なので、アルコールランプとかガスバーナーとかは使えない。温めるときには「油浴」をする。ボウルに油をいれて、電気で加熱するヒーター（クソ熱くなる…

プロローグ 去年の６月、らっきょうが期待以上に収穫できた。妻と２人で、おしゃべりしながら２時間かけてひと瓶分のらっきょうの皮をむいた。 翌日仕事から帰ったら、妻が１人でもうひと瓶分の処理を済ませていた。２週間経ってできあがった甘酢漬けを食べ…

プロローグ 私は妻が“レアチーズケーキ好き”だと思い込んでいた。 ケーキを買って帰るときも、ちょっと寄ったコンビニでも、レアチーズケーキを探していた。 妻も喜んでいた・・・はず。ところが、先日のこと。 「実は、レアチーズケーキじゃなくて、ベイク…

プロローグ 子供にとって父親は“美味しいものを食べる人”なのかもしれない。 私が食べようとしているものを必ずチェックしにくる。私の好きなマンゴージュースは、買うと同時に娘のものとなってしまう。バニラシェークもそうだ。 こっそり楽しむフライビーン…

プロローグ 家を買ったとき、妻が「庭にカボスを植えたい」と言った。 カボスは大分県の名産品で、気温がかの地よりも低い場所で育つかは不安だった。 しかし、妻が希望する理由が分かるので、早速植えた。果樹の苗は成長の年数で値段が倍々になる。 成長に…

プロローグ 「ねぇ、ちょっと見て」 私が晩ご飯を食べていると、妻が録画したテレビ番組を見せてくる。サッカー日本代表の話とか、ダイエットの話とか・・・。 どれもこれも・・・気軽に見れて、アッサリと次の話題に移れるような・・・数分のものだ。 疲れ…

プロローグ イチゴを育てたくて、花壇をつくった。レンガとモルタルでつくった。 水平を出すために、“水糸”の使い方も覚えた。イチゴはうまく育たなかった。収穫できた数粒のイチゴを娘に与えた。娘はそれでも喜んだ。 次のイチゴのシーズンまで、妻が花を植…

プロローグ 今から約30年前の話である（だから家庭にPCなどないし、街にはコンビニもないし、コピーも一般人には普及していなかった頃の話）。小学生の頃のこと。友人のノートの表紙に書かれた名前がまるで印刷されたかのようだった。 「これはすごい。どう…

プロローグ 庭の芝生の上に、ビニールプールを広げる。 電動の空気入れなどというものは持っていないので、足でシャカシャカポンプを踏む。 少しずつ膨らんで行くプールの周りで、待ちきれなくなっている娘が水着で走り回る。日差しを避けるためにパラソルを…

プロローグ 会社からの帰り、突然、春雨料理を作りたくなった。スーパーに寄って、材料を買った。 料理の練習を始めた頃に作ったこの料理を作ろうと思った。この料理は、妻が好きなのだ。帰宅したのは20時ころ。 「え？今から作るの？」 「いいから、いいか…

プロローグ 収穫間近のニンニクは雨に弱い。 梅雨に入ってしまうと、腐ってしまうものが出てくる。「今週末に梅雨入り」のニュースは、私にとって“超ビッグニュース”である。 農家さんほどのスーパーな知識のない人間にとっては、江戸時代の農家さんと同じで…

プロローグ 「この料理、今までに何度も作ったことあるのよ。」 楽しそうに料理をしている私に妻が言う。・・・当然、覚えています。そして、それがとても美味しかったことも。料理が美味しいのは、それを作ってくれた人がいるから。 だから、今度は私が作る…

プロローグ 妻とデートして、昼食にレストランに入った。ちょっと離れたテーブルに先客がいた。50代くらいの夫婦だった。 向かい合って楽しそうにお話しながら食事をしていたのだが、女性が「はい。アーン。」という感じで、自分の料理を男性の口に入れてい…

プロローグ ３年前に庭で作った唐辛子です。 あまりにも大量にできたので、ここ2年はシシトウを作って、日々の私の楽しみになっていました。この唐辛子の在庫が心もとなくなってきましたので、今年は唐辛子を作ります。 苗を2つ植えたのですが、1つはたぶん…